佐久での、孤独で不安な育児をなくしたい!教えて!ドクタープロジェクト

子育て応援都市、佐久市は子育てがしやすい都市を目指していますが、Uターンで佐久に帰ってきて、実家とは違うことろで子育てをしていたり、他地域からきてお仕事の関係で佐久で子育てをしていたり、佐久にお嫁にきて子育てをしていたり、様々な理由でジジババの助けなしで育児をする家族が増えています。
また、市内には大きなふたつの総合病院と、佐久医療センター、そして小児科がいくつかありますが、いつどんなときに医療機関を頼ればいいのか、よくわからなくて誰にも相談できなくてという場面もあるのではないでしょうか。

そんなときに、超絶役にたつのが佐久医師会が開発した「教えて!ドクター」スマートフォンアプリです。

アプリのインプレッションについてはこちらの記事も参考にしてください。

「教えて!ドクター」プロジェクトは、元々は佐久市が佐久医師会に委託して、佐久総合病院の小児科医師が中心となって発足したプロジェクト。
発足時は、「こどもの病気とおうちケア」という冊子を発行し、この内容に合わせた出前講座を市内の保育園で行っていました。
乳幼児にありがちな病気の症状やケガの度合いから、すぐ受診したほうがいいのか、家で様子をみる場合どんなケアをしたらいいのかが、わかりやすいイラストとともに掲載されているのがこの冊子です。

冊子の全データは、「教えて!ドクター」プロジェクトの公式サイトからダウンロードすることができます。

小児科の先生がでかけていって日頃の漠然とした子供の病気や健康についてお話をしてくれる出前講座は、佐久市のほか、近隣自治体でも行なっています。

教えて!ドクタープロジェクトのサイトには、この活動を始めたきっかけや思いが熱く綴られています。

「教えて!ドクタープロジェクト」に込めた思いは3つあります。
「小児科医は診察室を飛び出そう」
「こどもの健康を守る主役は医療者ではなく保護者」
「小児救急外来の負担を軽減する」

です。核家族化が進み、子どもが病気になったときの保護者の不安は以前より大きく、「こどもの健康を守る主役である保護者」への啓発は以前にもまして重要です。そこで「小児科医が診察室の外に飛び出し」、直接保護者に説明する保育施設出前講座を実施しました。
また「救急外来の負担軽減」についてお話しします。これまで救急医療現場では受診患者と医療スタッフの「対立構造」が時に生まれていました。不安になって保護者が時間外に救急外来を受診すると、「こんなに軽い症状なら夜ではなく日中に来て」と言われたり、逆に「どうしてこんなになるまで放っておいたんだ」と言われることもあります。救急医療現場では増加する救急患者の診療に追われ、現場は疲弊しています。両者のストレスを軽減するために、お互いの認識を近づけるための「共通の言語」が必要です。今回のプロジェクトはその「共通言語」の役割を果たすことを目指しています。これらの活動を通じて保護者の皆さんが安心して子育てするための一助になればと願っています。

なるほど〜、私たちはとにかく不安で、お医者にいけばなんとかなると思っている状況でも、お医者さんからみたら「こんなことでこないで!」ってなることもあるのですね。
たしかに、病気や症状についての正しい知識があれば、ただでさえ混んでいる小児科に無理して出かけて、余分なウィルスをもらってきたり、ということも減りそうです。

「教えて!ドクター」ではさまざまなチャンネルで情報発信を行っていて、時々バズるTwitterの投稿も人気ですので、ぜひフォローしてみてくださいね。

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