佐久地域は車がないと生活が成り立たない地域です。
管理人もほぼ毎日車を運転して仕事に用事に移動をしていますが、その中でとても気になることがあります。
他地域と比べてどうこうということではありませんが、小さなお子さまを車内で自由にさせているドライバーさん、赤ちゃんと抱っこやおんぶで運転しているドライバーさんをよく見かけることが、とても気になっています。
保育園幼稚園、習い事の送迎や通院、買い物、レジャーと、とにかく車での移動や乗り降りが多い地域なので、いちいちお子さまたちをチャイルドシートやキッズシート、ベビーシートに座らせたり装着するのは確かに面倒ではあります。
でもその、ひとときの面倒と、万が一の取り返しのつかない事態を天秤にかけたとき、どうでしょうか。
警察庁/日本自動車連盟調べ
チャイルドシート使用状況全国調査2017
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/data/pdf/crsdata2017.pdf
これによると、長野県全体の統計ではありますが、チャイルドシート使用率は62.7%と決して高くはありません。
チャイルドシートが車に乗せてあってそこに座らせたとしても、ベルトをきちんとしていない割合が4.4%。
そして、他県と比べても割合の多さが目立つのが、保護者の抱っこです。
大人がシートベルトをして着座し、子供を抱っこしているから安心、という認識なのでしょうか。
また、せっかくチャイルドシートを使ってベルトも閉めているのに、正しい使い方がされていないために効果が発揮されない場合もあり、なんと正しく装着していない例は半数にものぼるということです。
日本自動車連盟のYouTubeチャンネルに、正しいチャイルドシートの装着方法を啓発したムービーがあります
あなたのチャイルドシートは大丈夫ですか?
さて、チャイルドシートを使わず、座席でベルトもさせず、子供を車内で自由にさせていて、万が一事故にあった場合、どうなるか。
警察庁のサイトに、特設のページがあるのでご紹介します。
子供を守るチャイルドシート
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/childseat.html
また、JAFチャンネルには、時速40kmからの急ブレーキで、助手席膝抱っこの幼児と、後席ベルト不使用の子供が車内でどうなるかの実験ムービーが掲載されているので、こちらもぜひご覧ください。
チャイルドーシート不使用の危険性(急ブレーキ時)【JAFユーザーテスト】
ぎゅっと抱っこしていて絶対離さないから大丈夫、ということはありません。
そうはいっても、チャイルドシートに乗せるの嫌がるし、説得するの時間の無駄だし、泣かれるし・・と様々な事情があるのはお察しします。
どうしてもお子様が言うことを聞かない場合は、一度急ブレーキがどんなに危険か、体験させてみてはどうでしょうか。
けっして危険運転を進めているわけではありません。
周りの安全を十分注意した上で、駐車場などから車を発進させるときに、時速5km(早歩き程度)から思い切り急ブレーキを踏んでみてください。
そのときもし車内でお子さまが立っていたり、ベルトをしていなかったら、相当危ないということが体感できるはずです。
時速5kmからの急ブレーキでも相当な衝撃で、ドライバーさん自身も、体を支えることはできません。
管理人の場合、チャイルドシートに収まってベルトをきちんとしないと車を発進させない、ということを徹底しました。
それが当たり前になって、いつのまにか子供自ら、ベルトをしないと車は動かない、と学習します。
赤ちゃんがどうしてもギャン泣きしちゃう、という場合、こちらも参考にしてみてください
嫌がる赤ちゃんをチャイルドシートに乗せるにはどうする?体験談や原因・対処法とおすすめの便利グッズ4選
チャイルドシートを嫌がる赤ちゃん対策!大泣きを急停止するコツ5つ
https://moomii.jp/baby/childseat-like.html
若い方ばかりでなく、ご年配ドライバーの方が、幼児をチャイルドシートなしで車に乗せている姿もよく見かけます。
送迎等をおじいちゃんおばあちゃんにお願いするときも、ぜひ面倒がらずにチャイルドシートを使ってもらってくださいね!